2019年02月11日
サバゲイベントを企画される皆様へ
※こちらの記事は、SUNNYが寄稿し、2018年5月にサバミリマップさんに掲載された記事に一部加筆修正したものを再掲しています。
元記事はこちら。
私は数年前からトイガンの安全な取り扱いを啓発する団体を主宰しており、その一環としてイベントを企画開催しています。
イベントの企画そのものは好きな作業なので苦にはなりませんが、資金獲得と費用回収のプロセスは避けて通れず、これに関しては少なからず苦労することもあります。
そんな中、私の団体を支援してくれている方々から「ちょっと見てもらいたいものがある」と声をかけられました。
それは某地域別掲示板の書き込みのことでした。
存在は知っていましたが、具体的にアクセスして内容を閲覧するのは初めてでした。
内容としては、私が主催したサバゲイベントに関するもので、
全体的にネガティブな印象を与える文面でやり取りがなされていました。
「へえ~」といって内容を眺めていると
「こんなこと書かれて頭にこないのか!?」
と私のことのように感情的になっている方々。
その方々には直接利害がないのにもかかわらず、自分の事のように心配してくださり大変ありがたいことですが、
以下のようなお話をさせていただきましたので、私のようにイベントや団体を主導しておられる方には同じようにお伝えしたい。
「目隠し乱闘タイトルマッチ」
私は匿名掲示板をこのようにとらえています。
目隠し状態でリングに上がるので、相手が誰かわからないのは当然のことながら、
リングに何人いるのか、敵味方もどこから攻撃されるのかもわかりません。
しかし最も重要なのは、相手がどんな理由でそのリングに上がってきているのか分からないということかもしれません。
理由1:タイトルマッチに沿った内容で試合を進めたい
理由2:タイトルなんてどうでもいいから誰かを殴りたい
理由3:誰かと誰かを殴り合わせたい
こんな理由が入り交ざった状態で複数人で殴り合ってるリングに上がりたい方はどうぞ自由に参加されていいかと思います。
私はそこに意義を見出せないので、たま~にその乱闘試合の中継を、
解像度の粗いワンセグでちらっと観てる程度の閲覧で済ませています(笑)
「旗を振れば風が起こる」
この言葉は、私が団体を立ち上げた時からお世話になっているミリタリーショップのオーナーさんから頂いたアドバイスで、
いまでも私にとっての団体運営におけるテーマの一つとして重要なものとなっています。
規模や方法に関わらず、イベントや団体を立ち上げて公にそれを知らせることは、「旗」を掲げてそれを振るイメージに似ています。
旗を振ると「風」が起きます。その旗のサイズやデザイン、それをどのように振るかで、
起きる風の強さや性質が変わってくることもイメージできるかと思います。
そしてここからが肝心なところ。
例1「お、いい風だな!旗を見に行ってみるかな?」これはポジティブな反応。
例2「うわ~不快な風だな!背中を向けて避けよう」これはネガティブな反応。
例3「なんだよ!俺の旗が倒れるだろ!邪魔してやろうか!」これもネガティブな反応。
このように、旗が起こした風に当たってその旗の存在を認識した人の反応はそれぞれにあり、
必ずしも全ての人がポジティブな印象を受けるわけではないということを、旗を振る人、つまり発信者は理解するべきです。
さらに言えば、旗の作りにインパクトがあればあるほど、振り方が強ければ強いほど、前述の反応は顕著になります。
その反応を理解せず、むやみに旗を振ってると、万が一その旗を倒しにかかる人がいても対応できないかもしれません。
逆に、旗の掲げ方や振り方を自在にコントロールできるようになれば、より遠く、より広い方にポジティブな反応を与えられるようになるでしょう。
まとめ
私の主宰する団体の運営方針が、匿名掲示板に左右されることはありません。
フィールド運営者、イベント企画関係者の方々もそのようなモチベーションで取り組まれることをお勧めします。
それと同時に、自身の主張を上手に発信し、その支援者を集めて大きなムーブメントにできる人をリスペクトします。
まず、自分が何かを外に向けて発信したい、行動を起こしたい、主張したいと思った時はこのことを思い出していただき、
しっかり対処できるようになることを願っています。
ぜひ、一緒にこの業界とエンドユーザーのトイガンライフを素晴らしいものにしていきましょう!
Posted by SUNNY(サニー) at 21:40│Comments(0)
│雑記